<届きそうで届かない百合の姿を。心が清らかになっていく真っ白な世界を。>「花と器のハーモニー」@横浜山手234番館
June / 16, 2016

こんにちは!Miyako Masaiです。

 

兼ねてよりご案内しておりました、毎年5-6月に開催され今年で16回目になるお花の催し「花と器のハーモニー2016」にて、& Flower Romanticaもお花装飾をお手伝いさせて頂きました!担当させて頂いたのは山手234番館の2階の一部屋です。

(「花と器のハーモニー2016」をお手伝いさせて頂くことになった経緯については前回のブログをご覧ください^^)

 

そして、先日無事に展示を終えることができました。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!

 

展示させて頂いた作品について少しご紹介させて頂きます^^

 

まずは装飾させて頂いた「横浜山手234番館」について。

横浜山手には7館の西洋館が残っていますが、そのうちのひとつ「横浜山手234番館」は外国人商人たちのアパートメントとして建設されました。

横浜は大きな港があり、外国人が多く住んでいた地域でした。現在も洋館や教会、インターナショナルスクールなどが多くあり、当時の面影を残しています。

現在も高級住宅街ですが、当時もとにかく超がつくほどの高級住宅街だったそうです。

 

そして、私たちの作品では、その高級住宅街で暮らす優雅で美しい女性(つまり外国人商人たちの妻たちというべきでしょう)の姿をお花で表現することに決めました。

 

昔から日本では美しい女性を形容する言葉として、

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く花は百合の花」というものがありますが、私たちは軽やかに歩く、ステップを踏む女性たちを百合で表現しました。

そして女性は、すべてが見えてしまうより垣間見える姿が美しいと思い、ヴェールをかける気持ちで、ミツマタ、ほうきそう、やましだで制作した衝立てを置きました。

(チラリズムの世界だとよく言われました。笑)

百合やクレマチスには様々な大きさ、高さのガラスの器を使いました。百合(女性)の軽やかな足取りをリズミカルに表現したいと思ってのことです。ガラスの器に透き通る水が初夏に向けて涼しげな空間を演出してくれました。

作品はこちらです。

 

*部屋の入り口から見える景色

yamate1606_5

 

*届きそうで届かない百合の姿を。

yamate1606_4

 

 

*心が清らかになっていく真っ白な世界を。

yamate1606_6

 

会場では、私たちの作品を見てくださった来場者の方と実際にお話をすることができ、人の反応を肌で感じることができたことも収穫でした。

最初はどんな反応がくるのか怖くて話しかけることもままならなかったのですが、次第に作品をプレゼンしている自分がいました。

涙してくださる方がいらしたり、わぁと声をあげて感激してくださる方がいらしたり、またもちろん興味無さげに去っていく方もいらしたり。良くも悪くもお花を通して表現する伝えることの醍醐味を少しだけ感じることができました。

 

また、今回相方のみひょんさんと共作で大きな作品を作れたことも嬉しいことでした^^ 今回実際にやってみることで学ぶことも多くとても勉強になりました!

 

最後に機会を頂いた曽我部翔さん、また総合プロデューサー日向雄一郎さんに感謝の気持ちでいっぱいです。また、横浜山手234番館の村上館長さんはじめスタッフの皆様にも大変良くして頂きました。また松村工芸様にも今回ミツマタをご協賛頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

 

まだまだ精進!さぁ〜お仕事お仕事✨